委員会[ヘッド・ディスクWG: 2020年の記事一覧]

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ヘッド・ディスクWG

【オンライン】ヘッド・ディスク部会 7/14 up!

日 時
2020年08月06日(木) 14:00~
場 所
web部会
14:00-14:10

アシスト記録の最近の動向、TMRC2020オンライン開催(8/17-20)の紹介(岩崎)
14:10-16:50

ワークショップ講演

1.14:10~15:00
「グラフェン/ホイスラー合金ヘテロ構造の創成とハードディスクへの応用の可能性」
  量子科学技術研究開発機構 境 誠司 上席研究員

概要
グラフェンの極限的な薄さ(0.3 nm)に着目した、面直電流型磁気抵抗(CPP-MR)素子への 応用の研究です。スピン伝導性に優れるグラフェンをスペーサー層、ハーフメタリックな ホイスラー合金を磁性層として組み合わせて、良好なヘテロ接合を実現して、 超高密度ハードディスクの再生ヘッド、ポストTMRヘッドを目指します。 ハードディスクメディア保護膜への応用の可能性を示す研究も紹介します。

2.15:00~15:50
「磁気転写による超高速サーボ信号記録」
  茨城大学 小峰 啓史 教授

概要
従来のサーボトラックライターに比べて,桁違いに高速でサーボ信号を記録出来る 磁気転写技術の研究です。従来転写マスターでは,狭トラック化に対して十分な 記録特性が得られないという問題がありました。本研究では,ダブルマグネットマスター 媒体という新しいマスター媒体を提案し,その記録特性をシミュレーションにより検討 した結果,従来マスター構造に比べて,ダブルマグネットの採用により大幅な記録性能改善 と高密度記録が可能となります。

3.16:00~16:50
「SNDM強誘電体プローブメモリ」
  東北大学 長 康雄 教授

概要
強誘電体を媒体に用いて磁気の限界を超える高密度HDDを目指した研究です。 直径2.8 nmの微小反転ドメインドットの形成、ディスクにて4 Tbit/inch2の記録密度での 実データ記録を既に確認してます。非線形誘電率に着目した走査型強誘電率顕微鏡法 (Scanning Nonlinear Dielectric Microscopy: SNDM)を用いて、課題となる再生に 取り組んでいます。