2020ストレージの最新動向と今後の展望 -IDEMA JAPAN-

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2020ストレージの最新動向と今後の展望

東京で再びオリンピックが開催される2020年。多くの企業が新規ビジネスの創出などに向けた投資を活発化させており、 少なくとも2020年までは日本経済に明るい展望が見込まれています。
ただ、東京オリンピック後には団塊の世代が後期高齢者となるなど少子高齢化が深刻化し、社会保障制度が厳しい事態に直面する恐れがあります。また 電力問題などの課題も抱えており、経済に余力のある2020年までに解決に向けた道筋をつけておかなければなりません。このように日本の将来に対しての成長への期待と課題が入り交じる中、多くの課題を解決し更なる経済成長と社会の発展を実現するインフラとして期待されるのがITです。
2020年のITは今より更に一歩進んで、クラウドは経済活動や社会生活、行政サービスに欠かせない社会インフラになります。ソーシャルメディアも、従来の電話や電子メールに代わるコミュニケーション手段として、いわゆる" ライフライン "となるだろうと言われています。 本格的なネット社会の到来は、これまでITと縁遠かった分野にも及び、その代表である IoTでは、様々な機械、電力・ガス・水道などの設備、そして橋梁やトンネルなどにセンサを取り付け、 振動などのデータを常時ネットで吸い上げることで、適切な保守サービ スの提供や新たなサービスの創出につなげようとしています。2020年にはこうしたIoTが従来のインターネットに引けを取らず普及しているでしょう。こうしたネット社会の到来により、多種多様の膨大なデータがクラウド上に蓄積されます。まさにビッグデータであり、分析すれば様々な知見が得られる宝の山で、分析手法の高度化や、システムが自ら学習して解を見つける機械学習技術の確立で、企業のマーケティングから災害対策に至るまでビッグデータの活用が進んでいることでしょう。こうしたビッグデータを適切に処理するのに大きな役割を果たしているのがストレージで、IoTでデータが増え続けるのに伴い、ストレージ技術は日々進化を続け、ますます多様になってきています。
講演者や出席者同士の情報交換ならびにネットワーク作りにもご活用いただけるかと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
終了後には賀詞交換会を開催いたしますので、幅広い人脈の構築、情報交換等にお役立てください。

日 時
2020年1月24日(金) 13:00〜17:00(終了後、賀詞交換会)
場 所
主婦会館プラザエフ 7階 カトレア

〒102-0085 東京都千代田区六番町15番地 地図
<交通>
JR四ッ谷駅 麹町口(徒歩1分)
東京メトロ(南北線、丸ノ内線)四ッ谷駅(徒歩3分)

参加費
IDEMA会員 一般(非会員)
1月24日(金) 25,000円 50,000円
複数参加オプション購入企業 3,000円
13:00-13:05

開催挨拶

IDEMA JAPAN 会長
熊沢忠志 氏
13:05-13:45

世界のデジタルデータ展望

<資料> 資料アップいたしました(2/5) 日本シーゲイト株式会社
代表取締役 社長
新妻太 氏

5GやIoT化が急速に進み、新しいアプリケーション、新しい社会インフラが始まりつつあります。 シーゲイトとIDCが共同考察した DATA AGE 2025から、これからのストレージデバイスを取り巻く環境変化や今後のHDDが担う役割等、世界のデジタルデータの展望をご説明する。

13:45-14:25

Near Line HDDの多盤化について

<資料> 日本発条株式会社
DDS生産本部
開発部長
半谷正夫 氏

近年のフラッシュメモリーのHDDへの浸食は著しく、成長が期待できる製品は大容量HDD、特にデータセンター(DC)で使用されるNear Line(NL)HDDである。この分野においても将来の容量単価には懸念があり、HDDの高容量化は必須となっている。 しかしながら、その技術の一つであるアシスト記録は未だ開発段階と考えられ、Diskの多盤化に頼っているのが現状である。他方、DCでもう一つの重要特性はデータ転送速度であり、多盤化による劣化が問題となっている。 本講演ではこれらの問題とサスペンションとの関係、10枚Disk以上の実現性について考察する。

14:25-15:00

Updated Storage (HDD and SSD) Market Outlook 2020

<資料> 株式会社 テクノ・システム・リサーチ
第1グループ
楠本一博 氏

2019年のHDD市場は、SSDの急激な価格下落によって2.5"Mobileや3.5"ATAを中心にリプレースが進んだ一方、第3四半期以降データセンター向けでNLドライブの需要が回復してきており、各ドライブメーカーの注力ポイントとなっている。 またNLドライブでは16TBモデルが既に登場するなど大容量化が進んでいるが、既存の記録方式のみでは記録密度の向上に限界が見えてきている。 本プレゼンテーションでは、こうした2019年のHDD市場動向を振り返るとともに、2020年以降のHDD市場が厳しさを増す環境の中でどのようなトレンドを描いて行くのかを明らかにする。

15:00-15:10

休憩

15:10-15:45

最新のテープストレージ動向

<資料> 富士フイルム株式会社
記録メディア事業部 営業部
マネージャー
南保岳 氏

IoT・ICTやAIによるビッグデータ解析の普及などにより、世の中のデータ量は爆発的に増加している。 これらの膨大なデータを利活用し、新たな価値を創造することが今の時代には求められており、貴重な資源であるデータを安全に効率よく長期保管したいというニーズがますます高まっている。 本セッションでは、このニーズに伴い注目が集まっているテープストレージの最新動向を紹介する。

15:45-16:20

情報機器(PCやHDD等)からの情報漏洩防止のための手法とは!

<資料>  一部変更した資料アップしました(1/20)   AOSデータ株式会社
代表取締役社長
春山洋 氏

情報機器の廃棄や譲渡の場合は、情報漏洩防止のために情報機器のHDD等に記録されたデータの完全消去が必要である。 但し、記録されたデータは、「ゴミ箱を空にする」等の削除処理や再フォーマットを実行しただけでは、データ本体は残っている。市販の復元ソフトを使用すると簡単に復元できてしまう。その辺のメカニズムと完全にデータを消去する方法をご説明する。

16:20-17:00

Dropbox's SMR Journey

<資料>  資料アップしました(1/24) Dropbox, Inc.
Senior Principal Engineer
James Cowling 氏

Dropbox was the first major tech company to deploy SMR (Shingled Magnetic Recording) technology at scale, migrating a significant fraction of it's multi-exabyte storage system to an append-only design targeted to SMR drives. Dropbox was able to leverage SMR to save over 20% in cost compared to its previous generation of storage technology, with no performance impact for end users. Dropbox engineer and prior Storage Team lead James Cowling will talk about the journey Dropbox took to deploy SMR,the architectural changes that were required to switch to an append-only storage model, and future avenues for optimization within the storage stack.

17:05-

賀詞交換会(8階 スイセン)

※講師・演題・講演時間など、変更になる場合がございます。あらかじめご了承願います。