Symposium・フォーラム・セミナー[セミナー: 2009年の記事一覧]

フォーラム・セミナー

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セミナー

超テラビット記録へ向けてのチャレンジ

日 時
2009年10月23日(金) 10:00〜17:30(終了後、懇親会)
場 所
発明会館
10:00-10:05

開催挨拶

IDEMA JAPAN 会長
久保川昇 氏
10:05-10:55

【基調講演】ヘッド・メディア磁性膜の今後の展開

東北大学大学院工学研究科 電子工学専攻
教授
高橋研 氏

HDD用の磁性薄膜では、数nm程度の強磁性結晶粒を取り囲む非磁性酸化物粒界相の形成、1nm以下の極薄金属層の安定形成、 金属/酸化物の急峻な複合ヘテロ界面の形成といったÅオーダーの極限の組織制御技術により、界面近傍の数原子層の スピン構造の制御が必要な状況に直面している。
講演では、再生ヘッドおよび記録媒体の材料・作製プロセスに関する我々の最近の研究結果を紹介しつつ、その将来像について展望したい。

10:55-11:35

テラビット記録のためのBPM媒体技術

東北大学 多元物質科学研究所 多元設計研究部門
教授
北上修 氏

先ず、簡単な試算に基づいて、テラビット領域におけるトリレンマ回避のためのBPM媒体特性について議論する。
次いで、BPM媒体を構成するナノサイズ粒子の静的・動的磁化挙動に関する最近の研究結果を紹介し、今後実用化に 向けて解決しなければならない課題について述べる。

11:35-12:15

イオン照射によるDTM、BPMの作製と今後の課題

名古屋大学大学院 工学研究科 量子工学専攻
准教授
加藤剛志 氏

次世代HDD媒体として注目されるBit Patterned Media(BPM)には、超微細パターン加工や磁気特性制御など の課題がある。本講演では、容易に表面平坦性に優れた媒体作成が 可能なイオン照射型BPM、Discrete Track Media(DTM)について、現在までの研究の進展を紹介し、今 後の課題について述べる。

12:15-12:55

Shingle-Write Technology - Principles & Advantages -

株式会社 日立製作所 中央研究所
ストレージ・テクノロジー研究センター
主管研究員
田河育也 氏

記録密度向上の最大の壁は記録能力の限界である。HAMRやMAMRはもちろんBPM技術 もこの限界の打破を目的としている。
ところで、ヘッド磁極を縮小せずに高密度化できれば記録限界は生じないはずである。これがShingle記録の基本概念である。
講演ではSRCにおける活動を中心にShingle記録技術の概要および課題等について説明する。

12:55-13:50

休憩

13:50-14:30

熱アシスト磁気記録の進展

株式会社 日立製作所 中央研究所
ストレージ・テクノロジー研究センター
松本拓也 氏

熱アシスト磁気記録は、磁気記録と光記録を融合させた技術で、1Tb/in2以上の 記録密度を実現する方式として期待されている。本講演では、この記録に用いる 記録ヘッド、光学系に関する最近の研究結果を紹介する。

14:30-15:10

マイクロ波アシスト記録のシミュレーションと最近の進展

東北大学 多元物質科学研究所 多元設計研究部門
准教授
岡本聡 氏

マイクロ波アシスト記録は次世代の記録手法として注目されており、現在はシ ミュレーションを中心に様々な提案がされている。本講演では、我々の結果も併 せてそれらを紹介し、現在の進展動向ならびに今後の課題について述べたい。

15:10-15:30

休憩

15:30-16:10

Scalable Perpendicular MTJs For High Density MRAM

株式会社 東芝 研究開発センター
研究主幹
與田博明 氏

磁界書き込み原理を用いたMRAMは256Mbを超えるscalabilityがなくニッチ市場し か狙えないため、多くの企業は製品化に二の足を踏んきた。そこで、従来からの面内磁化MTJにス ピン注入書き込み原理を用いて256Mbの壁を突破する試みが行われてきたが、これも無理であろうこと が明確となってきた。 我々はNEDOのPjで、垂直磁化方式のMTJを開発し、256Mbの壁を突破する目処をつけた。

16:10-16:50

ハードディスク用超薄膜FCAカーボン成膜装置

株式会社 フェローテック
取締役
有賀敬治 氏

ディスク表面保護膜として、DLC膜は広く用いられている。 さらに高密度、高強度なFCA(Filtered Cathodic Ark)膜も知られて いるが、ディスク用としてはコンタミが多いという欠点があり、実用化 されていなかった。これらを改良した成膜装置を開発したので 報告する。本成膜装置により、従来より2nm薄い保護膜でも 従来と同等な耐久性、耐食性を実現することができた。

16:50-17:30

2009年日本磁気学会報告

IDEMA JAPAN協賛会員
小林和雄 氏

2009年9月12日?15日、長崎大学において日本磁気学会第33回学術講演会が開催されます。この講演会におけるトピックスや重要と思われる発表について、ヘッド・媒体および将来技術の分野を中心にして報告致します。

17:40-

懇親会

※講師・演題・講演時間など、変更になる場合がございます。あらかじめご了承願います。

HDD vs. SSD 比較検証

日 時
2009年4月17日(金) 13:00〜17:00(終了後、賀詞交歓会)
場 所
発明会館
13:00-13:05

開催挨拶

IDEMA JAPAN 専務理事
安達三郎 氏
13:05-13:40

【基調講演】Where Our Digital Content Will Reside: A Reality Check
(HDDとSSDの市場現況と将来見通し)

IDC Research Director - Hard Disk Drives
John Rydning 氏

我々の生活は益々全世界に繋がるディジタルネットワークに依存するようになっている。コンテンツはローカルに蓄えられるのか、ディジタルクラウドに蓄えられるかは問わず、何時でも何処ででも情報が得られるべく、ストレージに対する技術を押し上げてきた。
本講演ではHDDとSSDについて、多くの異なる用途を通して、そのリアリティと将来を探る。また、HDDとSSDに影響を与える市場動向とダイナミックスについて追及し、変化し続けるダイナミックスの観点からHDDとSSDの将来像についてIDCの見解を述べる。

13:40-14:15

Server/RAIDにおけるSSD市場

野村総合研究所 経営戦略コンサルティング部
加藤貴一 氏

Server/RAIDにおけるSSDの役割、HDDとの使い分け。Server/RAID用Drive市場規模予測。
SIer /System VendorのSSD評価視点。

14:15-14:50

ノートブックパソコン市場から見たSSD/HDDの位置づけと今後の期待

東芝 PC&ネットワークス社
PC商品企画部 第一担当
グループ長
高畠由彰 氏

ノートブックパソコンにおけるストレージデバイスの搭載状況を、ワールド・ワイド市場の視点で分析。今後、ネットブックを含むモバイル・パソコンユーザが、SSDやHDDに期待する方向性を検証する。

14:50-15:10

休憩

15:10-15:45

A Paradigm Change ? Testing of the SSD vs. HDD
(HDDとSSDの性能と信頼性テスト方法)

Flexstar Vice President, Strategic Accounts
Mark D. Meyer 氏

HDDのテスト方法は複雑なプロセスに進化してきた。それらは自動化され、信頼性や性能の劣る個所を正確に検知できるようになった。
SSDはHDDとは全く異なった技術に基づくものであるが、ディジタルストレージ製品としての機能は非常によく似ている。SSDのQAテストはHDDと同じで良いのであろうか? SSDの属性、即ち、容量・信頼性・アクセススピードは、システムとしてみればHDDと同じであっても、故障モードは異なっている。
ここでは、SSDとHDDのテスト方法を比較・検証し、SSDストレージ・システムについて最も効果的なテスト方法を提案する。

15:45-16:20

HDDとSSDのベンチマークテスト

日経BP社 日経WinPC編集 
坂口裕一 氏

SSDには、高価な高性能モデルと格安モデルが存在する。
それぞれのデータ転送速度は、HDDと比較してどの程度なのか。
パソコン向けに販売されている主要な製品をベンチマークソフトで測定し、結果を比較する。

16:20-17:30

【パネルディスカッション】 コンピュータシステムにおけるHDD/SSDの選択基準

講師各位並びにインフォメーションテクノロジー総合研究所 久保川 昇 氏
・ HDDの性能/信頼性に満足しているか? HDDへの要望
・ SSDの性能/信頼性は十分と思うか? SSDへの要望
・ ノートPCにおけるSSDとHDDの選択基準は?
・ HDD/SDD搭載PCの比率はどうなる?
・ PC向けSSDとサーバ向けSSDの性能と価格差の合理性 など
17:40-

懇親会

※講師・演題・講演時間など、変更になる場合がございます。あらかじめご了承願います。

アナリストと主要企業トップに聞く「2009年のHDD業界展望」

日 時
2009年1月23日(金) 13:00〜17:00(終了後、賀詞交歓会)
場 所
ベルサール八重洲
13:00-13:10

開催挨拶

IDEMA JAPAN 専務理事
安達三郎 氏

第一部 トップアナリストによる「今年のHDD業界展望」

13:10-13:45

【2009年のHDD市場展望】〜未曾有の不況からの脱却に向けて〜

インフォメーションテクノロジー総合研究所
チーフアナリスト
久保川昇 氏
13:45-14:20

HDD Market by Applications Split in Y2009F

株式会社 テクノシステムリサーチ
ディレクター
馬籠敏夫 氏

ハードディスクの市場をアプリケーション別に、「Computer」「PC」「増設」「Non-PC(CE)」の 4つにカテゴライズし、2009年は2008年と比してどの程度の市場規模が期待されるのか、 特に「Non-PC(CE)」市場に焦点を当てて解説する。また、現在注目されているSSDが、 どのアプリケーション分野に、いつ浸透する可能性があるのかについても分析する。

14:20-14:55

【ネットブック普及とHDD、SSD】〜 2009年大不況を乗り越えた先〜

野村證券株式会社
産業戦略調査室
主任研究員 理学博士
宮崎智彦 氏

急激に普及しつつあるネットブック。そのストレージデバイスとしては現在HDDが優勢だが、 中長期的にはノートPCへのSSDの浸透が期待されている。 そこで、どのような条件が整えばSSDがノートPC市場に普及するのか? その条件を考える際、 ネットブックへの廉価版HDD搭載動向と、過去に起きたiPod MiniのHDDからフラッシュメモリへの転換が 大きなヒントになる。「SSDはHDDを置き換える」ではなく、「SSDが新用途を開拓する一方で、 HDDは大容量化で 先んじている」という現実を元に、幅広い観点から考察する。

14:55-15:15

休憩

第二部 主要企業トップに聞く、年頭のわが社の抱負と方針

15:15-15:50

HDD事業環境と技術動向

株式会社 日立グローバルストレージテクノロジーズ
研究・技術開発
取締役
鈴木 良 氏
15:50-16:25

磁気ディスクのさらなる進展を切り開く次世代技術への展望

TDK株式会社
テクノロジーグループ SQ研究所
所長
田上勝通 氏

ストレージの重要なポジションを占めているハードディスク装置は、高密度・大容量化に向けて 着実に記録密度の進展がなされてる。今後、更なる高密度記録を達成するには、 記録密度化の課題を切り開く次世代の新技術の開発が必須である。この次世代技術として挙げられている ディスクリートトラックディスク技術、ビットパターンド技術、さらに記録時に記録をアシストする 熱アシスト技術、マイクロ波アシスト技術について展望する。

16:25-17:00

部品メーカから見たHDD業界

日本発条株式会社
執行役員 DDS事業本部副本部長
前田正彦 氏

バネやシートといったクルマの部品を製造するニッパツがHDDの部品事業に参入した背景と、 主要製品であるサスペンションを中心に、その機能的変遷および需要予想、そして、今後考えられる サスペンション業界の動向を述べる

17:10-

賀詞交歓会

※講師・演題・講演時間など、変更になる場合がございます。あらかじめご了承願います。